「腎不全に野菜、果物は禁物」は正しいか?

今日の医療の現場では、腎不全になりかけの人、まさに透析治療中の腎不全の患者さん、心臓病の患者さんには、多くの場合「果物、生野菜は食べてはいけません」と指導しています。
腎不全患者が、カリウムの多い食べ物を摂取すると、血中のカリウム濃度が上昇し危険だと言われているからです。

しかし、腎不全を患い、透析を続けている患者さんが、酵素、ファイトケミカルに満ち満ちた果物や野菜を摂らないことは、本当にいいことなのでしょうか?
透析を続けている患者さんは、生食を制限されることから、抗酸化物質を摂取することがむずかしくなります。
そのため、大腸ガン、肺ガン、心不全、脳梗塞、脳内出血など、さまざまな余病を併発しやすくなるのでは、と考えている医療関係者も少なからずいます。
本当は、果物、野菜を摂ってもいいのではないかと考えるお医者さんが、患者さんに対して、つぎのふたつの対処法をしてみたそうです。

  • カリウム値が上がるのが怖いという患者さんの立場を尊重し、果物、生野菜はメニューから除外します。
    そのかわり海藻類(寒天、ヒジキ、昆布、モズクなど)、煮野菜、イモ、シイタケ、ゴマ、玄米などの雑穀、豆など繊維質の多い食べ物を摂ることをすすめます。
    そして胃、腸などで作用する酵素飲料を多めに処方し、それを服用してもらいます。
  • 果物、生野菜が含まれる食事メニューを適宜すすめます。
    カリウム値を定期的にチェックし、その段階で高ければメニューはしばらく休みます。
    ふたたびカリウム値が下がったらメニューを再開します。
    こちらもさらに酵素飲料を多めに処方したものを与えます。

人によって差はありますが、徐々に生野菜、果物を食べてもカリウム値が上がらない身体に変わっていくそうです。
酵素飲料では、腸の酵素がとくに効果的だとのこと。
病院によっては、このふたつを基本にして、それを合わせたり、中間的にしたりして、腎不全、心臓病を患う患者さんを治療しているようです。

また、腎不全を患い15年間、透析を続けたという67歳の男性がいるのですが、その方に「15
年もの透析生活だと、ほかの臓器も不具合がありませんか」と尋ねると、その方は「いたって元気だ」と答えました。
医師がよくよく話を聞いてみると、透析後、彼は必ず果物、生野菜を大量に食べていたそうです。

医師は思わず「カリウムは大丈夫ですか」と聞いてみましたが、「不思議なことに、今まで一度も上がったことはありません」と答えたそうです。
世の中にはこんな方もいるのです。
人間の身体は本当に不思議なものだと改めて思います。

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