「慢性胃炎」をかかえている胃の内情とは

先に小腸、大腸内には100兆個もの細菌が生息していることを述べました。
いっぽう、胃の内部は、胃酸のもつ強い酸性の効果で細菌などが生息しにくい環境です。
ただ、まったく細菌がゼロというわけではありません。
ごくごく少ない数、100個程度の細菌は必ず存在します。

この胃に存在する細菌たちが何かの拍子に急激に増えたり、人体にとって好ましくない菌が出現することがあります。
たとえば、腐敗菌の一種であるピロリ菌は細長い胴体に、数本のべん毛が生えた形状で、胴体部分からはつねにアンモニアガスを出しています。
ピロリ菌に限らず、胃のなかに腐敗菌が出現した場合は、必ずアンモニアが発生します。
このアンモニアガスのおかげで、胃は異常発酵状態になり、それが溜まって爆発を起こすのが、口からのゲップということになります。

ただし、炭酸飲料を飲んでのゲップは、あまり問題はありません。
胃壁は、酸に対する防御対策が整っているため、ゲップが多くても、すぐに荒れてしまうということはありません。
ところが、胃の上にある食道には防御壁がありませんから、ゲップによって、食道や内壁は荒れやすく、病気発生の原因となります。そのひどくなったものが逆流性食道炎です。

また、胃の防御壁も限界があります。
あまりにも腐敗菌が増加し、胃いっぱいにアンモニアガスが充満すれば、当然内壁も徐々に荒れていきます。
これが慢性胃炎なのです。
ひどくなって胃壁の一部が欠損すれば、胃潰療です。

胃に腐敗菌が増加する原因として、

  1. 食べすぎ
  2. 食べてすぐに寝る
  3. 加熱調理したものばかりの食事
  4. 砂糖菓子の摂取
  5. 強いストレス
  6. 喫煙
  7. 睡眠不足

などが考えられています。

要は、胃内の消化不良が主原因なので、胃の調子を改善すれば慢性胃炎も胃潰療も抑えられることになります。
対策としてもっともよいのは、胃をはじめ内臓を休ませるためのファスティングを実践すること。
ファスティングから普通食にもどす際も、すりおろしたダイコン、ショウガ、キュウリなどを中心とした少量の食事が秘訣となります。
さらに胃を万全にしたければ、胃の消化酵素を中心に処方された酵素飲料を服用することです。

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