野菜をすりおろすと酵素がたっぷり

1992年に、アメリカのジョンズ・ホプキンス医科大学のタラレー教授が『アブラナ科の野菜がガンの予防に効果を発揮する』ことを発表し話題になりました。
実は、抗ガン作用はこのほかにも、いくつかの野菜に存在することがわかっていたのですが、「スルフォラファン」という抗ガン誘導活性物質を大量に抽出することに成功したタラレー教授の発表で、アブラナ科の野菜が一躍注目されることになりました。

キャベツ、ダイコン、カブ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、菜の花、レッドキャベツ、ケール、芽キャベツ、クレソンなどほとんどのアブラナ科の植物には、自然に生えている状態のとき、グレコシノレートという物質が大量に存在します。
これらの植物を、食物として口のなかに入れると、そのとたんにミロシナーゼという植物の酵素が野菜から出現し、私たちが噛む行為、阻咽する行為などに反応して、植物のなかのグレコシノレートがスルフォラファンに変換されるのです。
スルフォラファンは体内に摂りこまれ、抗酸化物質として活性化し、ガンの予防に高い効果を発揮します。

スルフォラファンというのはイソチオシアネートという非常に抗酸化機能の高いファイトケミカルの一種です。
イソチオシアネー卜はアブラナ科の植物にのみ含まれているイオン化合物で、これが体内に入ると、きわめて強い抗酸化物質となり、ガンの予防に効果を発揮します。
他の植物と比べて、アブラナ科の野菜に存在する解毒効果は絶大なものがあります。

私は食事メニューのなかに、必ずダイコンおろしを加えていますが、それはすりおろすことで薬効成分が活性化し、酵素の量が増すのと同様、なかに含まれるミロシナーゼの量も増え、それにともなってスルフォラファンへの変換も大量になされるからです。
ダイコンはガン予防のためには欠かせない食品なのです。

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