栄養素は1つとして欠くことなく摂取しましょう

1400年代末にヨーロッパではじまった大航海時代には、船に積んだ乾パンや干し肉、ビスケットといった食品のみで一年以上にも及ぶ航海をしたため、多くの船乗りたちが死んでいきました。
これは極度のビタミンC不足による壊血病が原因とされています。
日本でも、19世紀のはじめごろ、足が腫れ、神経が麻揮する病気が多発しました。
とくに江戸の町で多く見られたために「江戸煩い」と呼ぶ人もいたそうです。
この症状は、ビタミンB1不足による「脚気」です。

このように、あるひとつの栄養素をまったく摂取しない状態が続くと、人は病気を患い、ひどいときには死にいたってしまいます。
私が、生食だけをすすめずに、肉類、魚類、加熱食を併用するのには、多くの栄養素をまんべんなく摂取するためという理由も含まれています。

また、生野菜、果物だけの食生活では、なかなか得ることができない栄養素も多くあります。
そのなかでも特筆すべき栄養素が、「アミノ酸」と「ビタミンB群」です。
アミノ酸は21種ありますが、どれか一種類の摂取量が少ないだけで、いくら他の20種を十分摂っていたとしても、わずかしか吸収されません。
アミノ酸は全種類をすべからく、そしてバランスよく摂らないといけない栄養素なのです。
そして、生野菜、果物だけの食事では、すべてのアミノ酸を摂ることは非常に難しく、そこでどうしても肉や魚類など動物性の栄養素が必要になってくるわけです。

ビタミンB群も同様です。
ビタミンB12は野菜にはほとんど存在しません(野菜で存在するのは明日葉くらい)。
ビタミンB12を摂らないと、血液系の病気、心臓病、関節炎、慢性の疾患など、さまざまな弊害が現れます。
肉や魚類などの動物性タンパク質から、アミノ酸群、ビタミンB群を摂取することも、食の重要なポイントとなるわげです。
生きた酵素を含んだ生野菜、果物を三度の食事で摂取できていれば、夕食のとき肉や魚を食べても、消化にはそれほど影響を及ぽしません。
それよりも、生きていくうえで必要な栄養素をまんべんなく摂取するほうが大切なのです。

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