人体に欠かせない「アミノ酸」を大切に

タンパク質は、アミノ酸にまで分解されないことには、吸収できないばかりか、腸内で腐敗してしまう原因となります。
アミノ酸にまでしっかりと消化されれば、すぐれた物質となるし、消化されなければ悪者になってしまうのです。
アミノ酸は、人体には欠かすことのできない大切な物質です。
なんといっても人体をつくる細胞の基礎もアミノ酸なのですから。

しかも先に述べたとおり、21種類あるアミノ酸をすべて摂ったときにこそ、はじめて吸収されるというやっかいなものです。
よって、アミノ酸単体のサプリメントで補うということも困難です(市販されているサプリメントは21種類のうちの2~4種類しか入っていないものばかりです)。
一般的には、動物性の食品(肉、魚、卵、牛乳)に21種類すべてが含まれています。
植物性の食品(大豆からできた豆腐、米、小麦粉)にも含まれてはいますが、なかなか全種類を網羅することができません。
21種類のアミノ酸は総合的に伝達し合い、相互関係を保ちながら補い合っています。

なかでも、体内に存在する量がもっとも多い代表的なアミノ酸のひとつにグルタミン酸があります。
みなさんも一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか。
このグルタミン酸は非必須アミノ酸ですが、きわめて重要な役割を果たす物質です。
人の身体が異常なストレスに見舞われ変調を訴えたとき、バクテリアやウイルスに対抗したり、筋肉の崩壊を抑制し、質の高い筋組織をつくり出すために、すぐれた機能を発揮するのがこのグルタミン酸なのです。
なかでも特筆すべきは大腸炎、胃炎など内臓器官の炎症を正常にもどす機能です。
学者のなかには、グルタミン酸を「腸の接着剤」と呼ぶ人もいます。
グルタミン酸は、腸にできた穴を埋め、アレルギーを治し、有害細菌やウイルスが血中に入るのを阻止します。
炎症を改善する物質はほかにもたくさんありますが、炎症を治したあと、組織の修復までおこなう物質はグルタミン酸をおいてほかにないのではないでしょうか。

このグルタミン酸を活性化させる働きがあるのが、プロテアーゼというタンパク質分解酵素です。
アトピー性皮膚炎やぜんそくなどアレルギー性の病気を治療するときは、プロテアーゼの「酵素飲料」を用い、グルタミン酸を活性化させる方法をとる方もいます。
ほかにも免疫改善や胃炎、腸炎など内臓の炎症の改善、全身の関節炎、筋肉疲労の改善、アレルギー疾患の改善、老化の改善なども、グルタミン酸がじつに多彩な機能を担っています。

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