様々な酵素:β-フラクトフラノシダーゼ

β-フラクトフラノシダーゼとは、スクロースをフルクトースとグルコースとに加水分解する酵素の一つで、別名としてサッカラーゼ(saccharase)やインベルターゼ(invertase)あるいはインバーターゼ(invertase)、インベルチン(invertin)とも呼ばれる。
この酵素によって生じたフルクトースとグルコースの混合物は転化糖と呼ばれます。
β-フラクトフラノシダーゼはスクロースのフルクトースを認識して加水分解するのに対して、スクラーゼはグルコース側から分解するので両者はスクロースを分解するが異なる酵素として認識されている。
そして、β-フラクトフラノシダーゼはスクロース以外にもラフィノースやスタキオース、フルクトオリゴ糖など、末端にフルクトフラノシド残基を含むオリゴ糖を基質(酵素の作用を受けて化学反応を起こす物質)とすることができ、中にはフルクトフラノシド残基を他の糖に転移させる活性を有する酵素も存在する。
β-フラクトフラノシダーゼは、微生物、植物に広く分布しており、産業には細菌や酵母由来のものが利用されている。

例えば各種オリゴ糖は機能性を有する食品、すなわち特定保健用食品(トクホ)として甘味料などに使用されていますが、オリゴ糖は糖加水分解酵素の逆反応である糖転移反応を主に利用して工業生産されている。
したがって、糖転移反応を触媒する酵素は工業用酵素としての重要な位置を占めており、現在注目されている。
そのなかで、β-フラクトフラノシダーゼは「アルスロバクター」という土壌細菌の一種から採取され、フラクトオリゴ糖というオリゴ糖を作り出します。
フラクトオリゴ糖は、小腸で消化されず大腸まで到達しビフィズス菌など善玉菌を増やすので、年齢・体調・ストレスなどで乱れがちな腸内環境を理想的な状態にすることができます。
また、ビフィズス菌が増殖すると有機酸が生成されるため、大腸内のpHが低下しミネラルの溶解度が高まるので、カルシウム、マグネシウムの吸収が促進されます。
さらにフラクトオリゴ糖は難消化性であるため、摂取後も血糖値はほとんど上昇せず、インスリン分泌への影響も認められないという特徴ももっています。
なお、1日あたりのフラクトオリゴ糖の摂取量は、腸内ビフィズス菌の増加のtめには1g、便通・便性状(におい・硬さ・色)の改善には3gを目安として摂取すると効果が出ると言われています。

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