「酵素」は食事から補うことができる

体内で生み出される酵素を「潜在酵素」と呼ぶのに対し、外部から摂りこむ酵素を「食物酵素」と呼びます。
体内の酵素には限りがありますが、食物酵素を摂りこむことで補充することが可能です。

先ほど、動物でも植物でも生きとし生けるものには、必ず酵素が存在すると述べました。
私たちはそれら動植物を食べることで、知らず知らずのうちに食物酵素を摂取しているのです。

しかし、酵素は野菜や肉を食べるだけで、大量に得られるという単純なものではありません。
非常にデリケートな存在である酵素は、摂氏48度以上の温度になると死んでしまいます。

つまり、どんなに大量の野菜や肉や魚を食べたとしても、それが加熱調理したものであれば、摂取できる食物酵素はゼロということになります。

医学の祖ともいわれるヒポクラテスは「火食(加熱調理した食事)は過食に通じる」という言葉を残しています。
彼は、すでに紀元前という太古の時代から、加熱した料理ばかりを多く摂っていると病気になりやすいということに警鐘を鳴らしていたのです。

また、野生動物の研究家も「彼ら(野生動物)は病気にはかからない」という報告をしています。
野生動物の食事は、肉食・草食問わずすべて生が基本です。
彼らは他の動物や植物を生で食べることによって、自然から食物酵素を摂取しているのです。

ちなみに、アメリカのある動物園では、かつて、飼っている動物がみな短命であったのですが、ある時期から、餌を加熱食から完全に生の物に切り替えたところ、動物の寿命が大幅に延びたそうです。

それに対し、私たち人間の食事はどうでしょう。
ほとんどの方が毎食90パーセント以上の割合で、加工食品や加熱調理した食品を食べているというのが現実ではないでしょうか。

現代日本の環境問題などを考慮すると、もちろん、生も「万事安心」とばかりはいえません。
しかし、私からすると、少なくとも食事全体の50パーセント以上は、生野菜、果物、刺身などの生食を取り入れていただきたいと思うのです。

これは夕食だけではありません。
毎食の割合です。
そうでないと、食物から酵素は摂れないのです。

食べ物と接するときには、生でない限り食物酵素がゼロであることを思い出し、意識して生食を加えること。
これが、あなたの健康を守り、長生きの秘訣となるのです。

しかし、そうはいっても現代の生活の中でこれを実践するのはなかなか難しいと言えますので、食事の50%を生食に出来ないという方は、酵素飲料などを利用してしっかり酵素を補うという方法をお勧めします。

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