生食で冷えた体は温めればいいんです

生野菜、果物だけの食生活に疑問を感じる要因として、もうひとつよくいわれるのは、「生食だけの生活はどうしても身体を冷やしてしまう」ということです。
中国医学では、食物を「陰性」と「陽性」のふたつに分けて考えます。
陰性の食べ物は身体を冷やし、陽性の食べ物は身体を温める作用があるという分けかたです。

昔の健康書には、「生野菜や果物は、けっして健康のためによくない」という趣旨のことがよく書いてありました。
これは、「身体を冷やす食べ物はよくない」という説からきたものでしょう。
しかし、生野菜や果物には生きた酵素が含まれ、抗酸化物質であるファイトケミカルも大量に存在します。
毎日の食生活には生野菜、果物が不可欠なのです。

そこで私は、陰性の食物(生野菜や果物)を摂ったら、同じだけ陽性の食べ物や飲み物を摂れば、健康のためによいのではないかと考えました。
陰性の食べ物で冷えた身体は、陽性の飲食物で温め、プラスマイナスゼロに中和してやればいいのです。

私がオススメする食事メニューは、一日三回の食事ごとに生野菜や果物を入れるとともに、必ず身体を温める要素も盛りこむものです。
もっとも日本人向きで、てっとり早い方法は「少量の温かい味噌汁を飲むこと」です。
ほかにも、私の組み立てるメニューの中によく登場する身体を温める方法を紹介します。

  • 「ブラックジンガーティーを飲む」(ブラックジンガーとは遠赤熔煎した玄米、黒大豆などの粉。これをカップに2~4グラムを入れて、そこに熱湯を注いだもの)
  • 「おろしショウガ入り黒酢湯を飲む」(お椀やカップにショウガ2センチ角をおろし入れ、黒酢10ミリリットルを加え、熱湯を注いだもの。さらに梅干し一個を入れてもよい)
  • 「リプレフラワー入り重湯を飲む」(五穀を混ぜて炊いたご飯をお粥にし、その上澄みに塩小さじ1~2杯、リプレフラワーを小さじ一杯入れたもの。または、ブラックジンガー入り重湯でもよい)
  • 「足湯」(浴槽に膝くらいまで浸る程度のお湯をはる。温度は45度が最適。中に大さじ一杯の塩を入れる。上半身はシャツ3枚、スエッ卜の上着一枚など大量に着込み、下半身は裸になる。そのまま浴槽の端に腰掛け、膝から下をお湯につける。20~40分間そのまま。浴槽から出たら、膝から下に冷水シャワーを約10秒かける)

私の紹介する健康メニューには「ブラックジンガーティー」や「黒酢湯」がよく登場しますが、これらは、果物や生野菜で冷えた身体をポカポカと温める効果があることから、必ず加えるようにしています。

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