「酵素栄養学」の実践はダイエット効果も十分

1日3度の食事のたびに、体内ではかなりの重労働がおこなわれています。
食べ物が口から入る、それを噛み砕くのに使うエネルギー、食道の運動、胃の消化作業、腸の消化作業、肝臓、勝臓、牌臓も酵素分泌のために働いています。
これらすべてのエネルギーを総合するとその量は膨大です。
食事をつくる、食事を運ぶなど、消化以外のエネルギーも消費しているでしょう。

さて、ここで考えてみたいことがあります。
それは「同化(消化、吸収)されたものが、異化(エネルギー転化)されたものより多ければ、体重増加の原因になるということです。

たとえば、豚肉を食べたとします。
豚肉の消化過程で使われるエネルギー(異化)と、豚肉自体がもつエネルギー(同化)を比べると、豚肉自体のエネルギーのほうが大きいのです。
したがってカロリーオーバーした分は、適度な運動などで燃焼する必要があります。
燃焼しないままにしておくと、それは肥満につながります。
逆に「同化」されたものが「異化」されたものより少なければ、体重が減少します。

たとえばリンゴを食べたときがそうです。
リンゴのもつエネルギー以上のエネルギーが、消化のために必要となります。
リンゴを消化するために、体脂肪をエネルギー変換させなければいけないのです。
つまり、食べても太らない、むしろ減量につながるというわけです。

かつて、リンゴだけを食べて減量する「リンゴ・ダイエット」という減量法が、女性を中心として話題になったことがありましたが、この方法は消化吸収のメカニズムからいっても正しいことになります。
毎日リンゴのみという生活は、栄養学的にはあまりすすめられませんが、異化作用と同化作用のバランスを考えた食品を選び、食べてやせるダイエット方法は昔からありました。
20世紀初頭、ビクター・リンドラー博士がおこなった「異化栄養療法」です。

これは博士みずからが肥満で、糖尿病であったことから、さまざまな方法を試行した結果、たどりついた方法だったといいます。
私がすすめる生野菜、果物中心の食生活は積極的に酵素を摂取するための食生活ですが、自然に肥満防止、減量にもつながるというところで、この「異化栄養療法」に近いものです。

薬や無理な断食によってダイエットをしている方がいるなら、ぜひ前回紹介した食事メニューや酵素飲料を試してみてください。
健康にも十分に配慮しながらダイエットをおこなうことができます。

コメントを残す

このページの先頭へ