胃薬で胃酸を一時的に抑えても・・・

昔から「食べすぎはよくない」「少食こそ健康のカギ」などといわれます。
なぜなら、食べすぎは「消化不良」につながるからです。

たとえ食べすぎても、消化が万全ならなんの問題もありません。
しかし、悲しいかなそんな人はいません。
食べすぎると、必ず消化不良を起こします。

消化は、基本的に酵素と補酵素(ビタミン、ミネラルと消化液)によっておこなわれます。
テレビコマーシャルなどの影響なのか、一般に「消化不良は胃酸過多が原因」と考えている人が数多くいるようですが、じつはまったく逆。
消化不良は胃酸不足が原因で起こることがほとんどです。

今、アメリカ医学界でも、このことが話題になっていますが、「『胃酸過少』、または『胃酸ゼロ』が続くことによって、胃内で腐敗菌が増えたあとに、反射的に胃酸過多になる」というのが本当です。

「胃酸過多」とは、あくまでも結果だけを見たもので、本質は「胃酸過少」なのです。

塩酸が主成分である胃酸には、ペプシノーグルという酵素をペプシンに変える働きがあります。
ペプシンは「タンパク質分解酵素」です。
つまり、胃酸が少なく、かつペプシンの分泌も少なければ、タンパク質の消化が悪くなり、同時に炭水化物の消化もおろそかになります。

その結果、胃の消化不良が出現してしまうのです。

一般に市販されている胃薬の多くは、胃酸過多を防ぐ目的でつくられたものがほとんどです。
つまり、胃の動きを止める薬です。

これを飲んでしばらくすると、一時的にムカつきや吐き気が治まるかもしれませんが、胃酸を抑制したことで、かえって消化不良を進行させてしまい、いつの日か新たな病気につながりかねません。
また、胃酸抑制剤(抗潰瘍剤)の長期投与も、大半の人に新たな病気を発症させるといいます。

さらに、胃酸不足は「消化不良」のほかにも、ガス(おなら)、ゲップ、便秘、下痢、腹部膨満などの現象を引き起こすもとになります。

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