甘い食べ物がもたらす恐怖とは

ケーキなどの洋菓子や菓子パン、アイスクリームなど、甘い食べ物が大好きという人はたくさんいると思います。
主にショ糖を用いた食べ物ですが、じつは、食べすぎてしまうとこれほど恐ろしいものはありません。

さまざまなトラブル発生の原因にも、生活習慣病の大きな要因にもなります。
ふだんから腰が痛い、背中が張る、しょっちゅう頭痛がする・・・こうした症状に悩んでいる人のなかには、ショ糖を摂りすぎている人が多いのではないでしょうか。

ショ糖はブドウ糖と果糖がくっついた二糖類です。
ブドウ糖にしても果糖にしても、それが単糖ならば、人聞にとって大切な栄養素です。
しかし、この単糖どうしがくっついて、ショ糖になると問題が起きてしまいます。

ふたつの単糖はまさに相思相愛の間柄で、分子がいったん結びつくと頑固なまでに離れない固い結合になります。
酵素や胃酸でもなかなか切れません。
腸でもふたつを切り離すには相当な時聞がかかり、切り離せないまま消化を終えてしまうことのほうが多いとも考えられています。

そのため、炭水化物分解酵素であるマルターゼやアミラーゼを大量に消費してしまいます。
つまり、体内に存在するショ糖とは、ごくごく小さな消化不良物質なのです。

ショ糖は、胃でも、小腸でも、大腸でも、悪玉菌(腐敗菌など)や真菌(カビ菌)などの栄養になってしまいます。
こうして胃内に増殖した腐敗菌の代表ともいえるのが、ひところマスコミをにぎわせたピロリ菌です。

本来は、胃酸のおかげで少数しかいない菌が、ショ糖という彼らにとってすぐれた栄養のおかげで、一気に、千から万単位の量へとふくれ上がってしまいます。
これが胃炎、胃潰瘍の大もとになるのです。

胃だけではありません。
消化されないまま小腸、大腸へと運ばれたショ糖は、そこでも悪玉菌の栄養となってしまいます。
大腸では、菌叢バランスが悪玉菌優位に傾き、善玉菌が減少していきます。

人の身体は、悪玉菌の増殖をそのまま見過ごしておくような存在ではありません。
全身の自衛組織である白血球がすぐさま応戦態勢に入り、悪玉菌を退治しはじめます。

ところが、白血球が悪玉菌を退治したあとが問題です。
悪玉菌を殺したあとの白血球の死骸からは、人体にとって有害な活性酸素が生み出されます。
殺した悪玉菌が多ければ多いほど、死骸から生み出される活性酸素も増えます。

全身に活性酸素が生まれることで、臓器の多くは、ダメージを受け、さまざまな病気の原因となります。
そのほか、ショ糖のまま胃から大量に吸収されるととで、糖尿病の原因や、インスリンの時間差出現による低血糖状態になってしまったりします。
これが、ショ糖による人体への弊害です。

また、ショ糖の入っている菓子には、ミネラルやビタミンがほとんど入っていないととも問題です。
そのため、皮下脂肪のもととなったり、肩こりの原因になるのです。

さらに、女性の悩みの種であるシミやシワの原因の多くも、ショ糖の摂りすぎによって出た活性酸素が原因となります。
活性酸素が皮膚に現れると、リポフスチンという物質に変わり、それが皮膚を茶色っぽく変えてしまいます。
これがシミです。
そして、活性酸素によって、皮膚の細胞が破壊されてできるのがシワです。

こう述べると「私たちは甘いものを食べられないの?」 という嘆きの声が聞こえてきそうですが、悪くない糖もあります。
それが、黒砂糖、麦芽水飴、蜂蜜です。

ちなみに、麦芽水飴とは米、麦、アワ、ヒエなどのデンプンを抽出してつくった米飴、アワ飴、ヒエ飴といったものです。
これらの糖分であれば、活性酸素の発生は少なくなります。

ただし、黒砂糖、麦芽水飴、蜂蜜などを使うにしても、ほんの少量が基本です。
できるだけ砂糖系の調味料は使わないほうが理想的です。

煮物をつくるのに糖分をよく使う人がいますが、「酵素栄養学」から見ると、あまり賛成できません。
ダシと少量の塩、しようゆ、酒、あとは煮物にする食材のエキスで十分に美味しい料理ができると思います。

食生活を改善すれば、毎日食べる果物の果糖だけで、必要量の糖分が摂取できます。
果糖は、はじめから代謝された糖ですから消化にも最適です。

こんないいことづくめの糖分があるのですから、ほかの甘いものの摂取は極力少なめにしたいものです。

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