朝食はきちんと摂るべきか否か

朝食の是非については、日本国内だけでなく世界中で賛否両論、さまざまです。
先にも述べたように、朝食の時間帯というのは、生理的リズムでいうところの「排世」のための時間です。

まだ臓器も半眠り、全身の酵素活動も活発ではありません。
代謝酵素は活動していますが、消化酵素は休息中。
この時間帯に重い食事を摂るのは、まさに酵素のムダづかいです。

このことを考えると、私は、朝早くからの量の多い食事はおすすめできません。

もともと日本人は朝食を重んじる民族ではありませんでした。
その昔は、朝食抜きの一日二食が食生活の基本でした。

明治のころから徐々に変化をはじめた日本人の食習慣は、戦後になって大きく変わります。
「健康のためには朝食を食べましょう」 「朝食を抜くのは不健康の原因」とばかりに朝食の重要性が広く浸透しました。

いっぽう、日本人の死亡原因や病気の種類も大きく変遷しています。
とくにガン、糖尿病などの生活習慣病、脳血栓、心不全などの血液系の病気などが顕著に増加しています。

もちろん、豊かな食生活や、乱れた生活習慣など原因は多々あるでしょう。
しかし私は、朝食の存在も要因のひとつなのでは、と考えています。

近年になって「朝食をまったく食べないほうが長生きできる」とする医者も現れるなど、ふたたび「朝食の是非」がクローズアップされています。
私は、朝食にはみずからのなかに酵素をもった生野菜、果物など食物酵素が含まれた食べ物を少量だけ摂ることをすすめています。

なかでも、果物はひじように朝食に適した食べ物だと思います。
果物の70~96パーセントは水分で、そこにはビタミン、ミネラル、生きた酵素や、抗酸化物質であるファイトケミカルがたっぷりあり、さらに果糖やブドウ糖がエネルギーとして存在しています。

少量ですが、アミノ酸(タンパク質が十分に分解された状態のもの)や、質の高い脂肪もあります。
これだけそろって、なおかつ低カロリー、いうことなしです。

栄養学的に見ても、消化酵素が活発化する昼食時間までは、この程度の食事で十分です。

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